![]() | ランドックの刻印 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-119 グイン・サーガ 119) (2008/02) 栗本 薫 商品詳細を見る |
グインサーガ119巻。「ランドックの刻印」です。ここ半年くらい、読書といえば洋書の多読を続けているのですが、日本の小説で唯一読み続けているのが、このグインサーガです。累計2800万部をほこるベストセラー小説ですので、ご存知の方も多いかと思います。
私がこの小説を読み始めたのは、中高生の頃だと思います。当時、既に「三国志」が大好きだったのですが、何かの本で、「三国志」のような大河小説があると読んだのがきっかけでした。早速、グインサーガ1巻「豹頭の仮面」を購入してきて読んだのですが、初めて読んだ、ヒロイックファンタジーの世界にはまってしまい、当時発売されていた23巻「風のゆくえ」までを一気に読んでしまったことを覚えています。
以来、二十数年間、リアルタイムで読み続け、気がつけばはや119巻です。自分の半生以上でこの小説を読み続けてきたのかと思うと感慨深いものがあります。
さて、世界最長の小説といわれるこのグインサーガですが、今回のあとがきで衝撃的なことが書かれてありました。なんと、作者の栗本薫さんが「下部胆管癌」を患われたとのことです。栗本薫さんのHPを見たところ、直近では手術が成功されて退院されているとのことで少し安心しましたが(ただ術後五年生存率は40%という大病だそうです)、当分は無理をなさらずに回復に努めていただきたいと思います。「スーティが大きくなるまでは、どうあってももたないかなあ」と弱気になられていますが、かわいいスーティが大人になって中原を駆け回る姿をぜひとも書いてというか、グインサーガ完結まで頑張っていただきたいと思います。
以下、119巻の感想(ネタばれ)です。
最近は話の展開がゆっくりなので、119巻はハゾス達と出会っておしまいかなと思っていたら、巻の後半で大きくストーリーが動きましたね。いや、前触れは確かにありました。
「これは《しゃったー》というものだそうです」
読んで力が抜けました。ひらがなで《しゃったー》ですか・・・。アモン編のパソコンのような古代機械が記憶に蘇ってきます。
しかし、その後に待っていたのはさらなる驚愕でした。古代機械がグインをスキャンしたかと思うと、「大きなシステム異常は見当たりません・・・、データバンクメモリの破損については・・・、プレーンデータを修復しました・・・、意識レベルを起動状態に変更します。」などなど、まるでターミネーターのような展開です。
まさか、119巻まできて、グインは実はアンドロイドで、頭の中にはメモリが入っていますとか言うんじゃないだろうなと本気で心配しました。しかも、その後の記憶の再修正。
記憶が戻ったといっても豹頭王になったあたりまでの記憶ということは1〜70巻くらいまでの記憶しかないということですよね。もう、その後、50巻くらい経過しているのに・・・。というかパロの内戦以降の話が、既に50巻近くになっていることにも改めて驚かされますね。
スーティの記憶がどうなってしまっているのか。次の巻が気になります。
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