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Memoirs of a Geisha (さゆり)

Memoirs of a Geisha (Penguin Joint Venture Readers)Memoirs of a Geisha (Penguin Joint Venture Readers)
(2000/08/24)
Arthur Golden

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 「Memoirs of a Geisha (Penguin Readers Level6) 」YL:6.0 総語数 29,000語 ★★★★★

 この本のことは前から知っていましたが、外人さんが書いた芸者本だし、とんでも本なんじゃないかとずっと思っていました。いい意味で久しぶりに裏切られたというか、GR版でもすごいと感じさせてくれる本ですね。こんなことなら、最初から原書にチャレンジしておくんだったとすこし後悔しました。

 この話は、NYに住んでいる祇園でもトップクラスだった芸者から著者が彼女の半生をインタビューして、それを彼女の死後に本にしたという形を取っています。本を実際に読んでみると、日本人の自分が読んでもおかしくないというか、これぞ花柳界といった世界が緻密に丁寧に描かれています。まさに情景が頭に浮かぶというか、とても外国人が想像で書けるものではないですね。これは日本人が書いたノンフィクション作品じゃないかというくらい具体的にエピソードが描かれています。実際に、この著者はかなりのインタビューを芸者さんにしたそうですが、おそらくはインタビューしたエピソードの骨格をそのまま利用して、小説を作り上げたのではないかと思われます。

 特に物語前半のさゆりが芸者になるまでの描写は異色の出来ですね。私も当然ながら花柳界とは無縁の一般人の生活をしておりますが、こういった本を読むと、華やかで粋な京文化に自分も触れてみたいなと思いますね。多分この本を読んだ世界中の男性が一度は京都の祇園に行ってみたいと思うのではないでしょうか。日本の誇れる京文化、芸者文化ですね。

 そのうち原書も読んでみようと思うのですが、洋書にするか、翻訳版にするか少し迷っています。京言葉で話しをしている「さゆり」を読むのも面白そうですしね!


 今日までの多読語数 1,423,200語




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