「Gulliver's Travels (Oxford 4) Jonathan Swift」YL:4.0 総語数 15,325語 ★★★★★
とてつもなく有名な「ガリバー旅行記」です。
ガリバー旅行記というとすぐに思い出すのが、本の表紙にもなっている、気を失っている間に小人たちに縛られるという場面です。小人の国、巨人の国、空飛ぶ島ラピュタへ行くといったことは覚えていたのですが、改めて読むと、驚いたというか、目からウロコというか、ガリバー旅行記というのはただの観光旅行記じゃないんだということが良くわかりました。
小人、巨人、フウイヌムに住む馬たち、彼らは彼らなりの社会、価値観を持っているのですが、彼らは当時の人間の生活に懐疑的というか、批判的な見方をしています。作者は彼らを通じて社会批判をしているんでしょうね。
あと、面白かったのが、巨人の国とか、ラピュタというのは太平洋にあるんですね。東アジアのことを極東(Far East)といいますが、やはり18世紀の英国人にとっては、地の果てと言えば極東の先といったイメージなんですね。
魔法使い達の国、グラブダブドリッブに行った後、ガリバーは日本に立ち寄るのですが、本書では1行だけでしか触れられていないのが残念です。一度、原書を読んでみたいものです。
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「Treasure Island (宝島)」YL:4.0 総語数17,140 ★★★★★
名作、「宝島」です。子どもの頃に読んだ覚えがあるのですが、それ以来ですね。
読むとやっぱり面白いです。最近だと、海賊というと「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですが、確かに「パイレーツ・オブ・カリビアン」は面白いけど、「宝島」も負けずに面白いです。前半はちょっとテンポが遅いところもありますが、宝島を探す航海に出てからは面白さが増しますね。海賊たちとジムとの死闘にもハラハラさせられます。
やはり、冒険物は面白いです!
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「Daddy-Long-Legs (Jean Webster)」YL:4.0(推定) 総語数26,190 ★★★★★
名作「あしながおじさん」です。昔、小学生くらいの時に読んだことがあるので、なんとなくあらすじを覚えているところもありましたが、改めて読んでみるとやっぱり名作だなあと思います。
孤児院で暮らすジュディを、あしながおじさんが援助して、大学に進学させてくれるというお話なんですが、ジュディの書く手紙が本当に生き生きしていて、楽しそうで、青春真っ盛り!!!若いっていいな~。自分も学生に戻りたいと感じてしまいます(笑)。
人生で最も楽しいときだけを切り取ったような、このお話がつまらないわけないですよね。面白かったです。
ジュディの書く、挿絵もいい味出しているんですよね。特に最初の年の12月9日の手紙の「DO YOU HAVE HAIR?」の挿絵は最高というか、「あ~、これこれ、この挿絵は覚えている」と嬉しくなりました。
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「Global Warming:History,Science and Politics (地球温暖化)」 YL:4.0(推定) 総語数 8,470 ★★★★
洋販ラダーシリーズ、レベル5の「Global Warming」です。レベル5ということで、使用語数は制限無しのランクですが、作者が日本人のためか、文が簡潔で読みやすいですね。すらすら読めます。
内容は地球温暖化の仕組みや対策の歴史を簡単に説明してくれます。中高生でも問題なく理解できるくらいのレベルですが、いろいろと驚かされることも多々あります。
オゾン層を1気圧0℃、つまり地上の環境にオゾン層をもってきたとすると、わずか3mmの薄い層になることとか、世界中の氷をオーストラリア大陸に乗せると、厚さ4.3kmの氷になることとか、改めて驚かされますね。海面を60~70m上昇させるくらいの氷はやはりでかいです。
日本と関係の深い京都議定書(Kyoto Protocol)の話も出てきます。
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「The Day of the Jackal (Penguin Level4)」YL:4.0 総語数 25,000 ★★★★
フォーサイスの名作「ジャッカルの日」です。フランス大統領シャルル・ド・ゴールの暗殺を目指すジャッカルとそれを阻止するルベル刑事を始めとしたフランス警察との戦いを描いています。
日本で暗殺のプロ、超一流のスナイパーといえばゴルゴ13のデューク東郷ですが、ジャッカルも同様にプロフェッショナルでスマートなスナイパーです。ルベル刑事たちが捜査でジャッカルを追い詰める中、計画通り暗殺を実行しようとするジャッカルの行動は見ごたえがあります。フランス警察の捜査の動きが早いのも追いつ追われつといった雰囲気を良く出していますね。
スパイや、ちょっとしたお色気シーンまであったりして、てんこ盛りで読み応えのあるスリラー小説になっています。
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